公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

実証圃場紹介

知多草木農場を実証圃場の中心拠点として、全国の自然農法実施農家の協力を得て「自然農法実証圃場」を設置しています。自然農法実証圃場の調査を行い、データを集積し公開するとともに、地域に役立つ自然農法技術の実用化推進や普及活動を行っています。

実証圃場は、一定の要件を満たし、自然農法を普及する意思のある農家にボランティアでお願いしています。今後、年に1回程度追加更新を行っていく予定です。

実証圃場についてのお問い合わせや見学希望がありましたら、問い合わせフォームからご一報ください。

 

>> 実証圃場農家一覧(2016年6月1日現在)

 
 

自然農法実証圃場について

これまでの自然農法センターの研究や普及情報を整理すると、自然農法実践圃場には、世の中に役立つ様々な有用な情報が眠っていることが明らかです。深い経験を持つ自然農法実施農家は、有機農業に関心を持つ農家や消費者から先進的・指導的な役割が期待され、それに応えることができると考えています。

自然農法は自然を尊重し、自然の力を最大限に発揮するべく実践者が各地で研鑽し、地域に根ざした技術や栽培法をもとに、多様な形態で営まれています。自然農法を理解するためには、まずは多様な自然農法を多様なまま理解することが必要です。

自然農法を志す初めての就農者や参入者にとって、近隣で自然農法を実践してきた人は最高の師匠となります。また、実証圃場はおいしく安全な食べ物を探している消費者や流通業者にとって、自然農法の価値が直に確かめられて理解できる場を提供できます。

そこで、実証圃場を通して、当センターは次のようなことを考えました。

  1. HPや出版物で実証圃場を紹介し、自然農法の理解を深める
  2. 自然農法を実践する農家や農産物、農地の美しさを紹介する
  3. 見学・講習会を開催し生産者同士や消費者との交流を深める
  4. 自然農法技術を整理し、自然農法の成果をアピールする

実証圃場は、一定の要件(下表)を満たし、自然農法を普及する意思のある農家にボランティアでお願いしています。今後、年に1回程度追加更新を行っていく予定です。
実証圃場についてのお問い合わせや見学希望がありましたら、問い合わせフォームからご一報ください。

実証圃場の設置要件

栽培 対象とする圃場では、過去4年以上にわたって、化学的に合成された肥料及び農薬ならびに遺伝子組換え技術を使用せず、かつ自然農法の技術的特徴をもった栽培が行われている。
収量・収益 対象とする圃場では、過去3年にわたり収量が地域慣行の概ね8割程度または当該地域における同等以上の収益性が見込まれる。
圃場面積 対象とする作物の作付け規模は、連続して以下の目安がある。

  • 水稲、麦、大豆等の畑作物類の場合:単一作物で30a以上
  • 露地野菜類、いも類など、上記作物以外:同上、10a以上
  • 施設野菜(果菜類、葉菜類等)の場合:同上、1.5a以上
  • 多品目型作付けの場合:複数同時作付け計10a以上

※同一経営の同一作物、同一管理の場合は、代表的な圃場を選定します。
※有機JAS認定と替わるものではありませんが、有機JAS圃場を選定することは可能です。
※自然農法実証圃場として圃場内に看板を設置していただきます。

普及活動