健康で豊かに安心して生活できる環境を次世代に引き継ぐために、私たちは何ができるでしょうか。当センターの願いは、自然農法の栽培技術の普及にとどまらず、自然や“いのち”を大切にしたライフスタイルを実現していくことにあります。
現在、日本の農業人口は減少の一途をたどっています。日本の豊かな自然を守り、人々の健康に益する作物を生産する自然農法や有機農業の担い手が今ほど求められている時代はありません。当センターは、自然の力を生かした農業技術の開発と後継者の育成、有機農業に適した種子の品種育成に努力しています。
当センターが推進する自然農法は、自然界の営みに人間が適切に関わり、その働きを引き出すことで、永続的な生産を行いながら、人間をはじめ多様な生物が、より豊かになることを目的としています。
こうした考えに基づき、化学合成農薬や化学肥料の使用を控え、より自然の機能を発揮させることを原則とした栽培方法をめざして、適切な有機物の利用や、品種や栽培時期を含めた栽培管理を行うことを技術の基本としています。
化学合成農薬や化学肥料を使用した慣行農法から、自然農法や有機農業に移行するためには、土の力を最大限に生かした栽培技術に転換する必要があります。当センターは、水田と畑作について、短期間で慣行農法と遜色のない作物を栽培する技術をめざして研究活動を行っています。
現在、世界的な大企業が、遺伝子組み換え品種を開発し、化学合成農薬や化学肥料を使用しなければ育たない作物を広めようとしています。当センターでは、一貫して自然農法や有機農業に適した品種の育成を行っています。有機農業界では今や、品種育成から生産、頒布まで行う唯一の団体として高い評価を受けています。
安定した水稲栽培を自然農法や有機農業で行うためには、稲の健全な生育と水田の雑草対策が欠かせません。当センターでは、長年の研究によって、2つの課題をかなりクリアしてきました。各地で実践できるよう、さらなる洗練化と普及活動を行っています。
当センターでは、毎年自然農法や有機農業を志す人々を研修生として受け入れています。研修生は、寮生活を送りながら、各種講義や圃場での実習を通して自然農法の技術や考え方を学びます。現在まで修了生約120名のうち、半数近くが当財団で学んだ技術を生かして、全国各地で就農しています。
(公財)自然農法国際研究開発センター
現在は募集しておりません。
①新卒応募者
高校(高専)・農業大学校・各種専門学校・大学・大学院を卒業見込みの方
②一般応募者
上記①に該当しない方で、種苗会社や農学関連の研究機関等において、研究職・技術職の経験がある方や、専門性の高い知識・経験(特に品種育成の実績)をお持ちの方を特に募集しています。
①月給の一例(いずれも過去の実績による加給あり)
・大学新卒者の例 月給183,650円~
・大卒者25歳 月給194,530円~
・大卒者30歳 月給214,910円~
・大卒者35歳 月給229,460円~
②その他:昇給年1回あり、賞与年2回あり、各種手当て(通勤、住居、扶養等)あり
③社会保険制度;雇用保険、健康保険、厚生年金に加入
原則9時~17時
毎週日曜日、月2回土曜日、祝祭日および年末年始休暇、夏季休暇、年次有給休暇(採用半年経過後から付与)、特別休暇(結婚、出産、忌引き等)
随時
別紙「職員採用試験提出書類」に基づき書類を揃えて、締め切り日までに総務課へ提出してください。
①実施日
応相談
②内 容
面接および筆記試験(小論文、適性試験)
③会 場
長野県松本市波田5632番地1
(公財)自然農法国際研究開発センター農業試験場
TEL:0263-91-1011
①採否通知
試験実施20日後以内程度
②入所日
応相談
①入所日から6ケ月間は試用期間とし、その期間を経過した後、本採用となります。
②試用期間中に財団職員として不適格な行動があった場合は、採用を取り消します。
以 上
~問い合わせ・応募書類提出先~
(公財)自然農法国際研究開発センター総務課
〒390-1401長野県松本市波田5632番地1
TEL:0263-91-1011