公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

ヘアリーベッチの占有力2018.4.12

4月の半ばになり、畑作、水稲ともに育苗シーズンかっただかになるこの頃で
す。
さて、この冬から春にかけて、育土比較をしているC圃場では、冬場、野菜を作付けない畝には緑肥作物のヘアリーベッチを栽培していました。
写真は2月末から4月現在までの生長具合状況です。ちなみにヘアリーベッチは昨年11月1日に播種しました。

2月27日 ホトケノザやオドリコソウとしのぎを削りあうように競生しています。

写真1 0227
しかし、雑草の方がやや優勢でした。

写真20227
3月9日 ヘアリーベッチの勢力が増してきましたがまだ雑草も頑張っています。

写真3 0309 ヘアリーベッチ勢力up
3月27日 畝面積の7割方はヘアリーベッチが優先しました。

写真4 0327
4月12日 新緑の葉色と共にヘアリーベッチが完全に覆いました。

写真5 現在
根には根粒菌びっしりでした。

写真6
ヘアリーベッチと根粒菌の共生の勝利でした。
ヘアリーベッチは満開になった頃に土にすき込み、炭素と窒素の貯留に役立たせてもらいます。(H.Y. )

 

圃場だより