「1月は行く、2月は逃げる」のことわざどおり、今月も半ばを過ぎました。
さて、先日、育土の主役とも言える微生物を呼び起こすために、堆肥づくりを2種類行いました。
1.EMボカシ肥づくり:米ぬか、魚粉油かすとEM1、糖蜜で仕込み、黒ポリ袋に入れて空気抜いて微好気発酵で仕込みました(マニュアルどおりの作り方です)。
2.草質堆肥の切り返し:昨年9月ごろ、地元業者から譲っていただいた河川敷の草を材料に仕込んでいた堆肥に、米ぬか少しとEM活性液をかけながら切り返して微生物に酸素供給しました。
堆肥は切り返し時に湯気と熱気がすでに発生しており、まるで微生物の呼吸のようでした。
微生物は多種多様ですが、増殖に適した温度によって大きく3群(低温菌(最適増殖温度;12~18℃、0℃で増殖可能)、中温菌(最適増殖温度;30~38℃)、高温菌(最適増殖温度;55~65℃、一部の菌は95℃でも生育可能))に分けられるようです
※増殖温度の区分は諸説により若干異なります。
ここ阿久比町で最高気温が10℃以上になるのは、例年だとちょうど今時分からです。
堆肥の熱気から、微生物による春の訪れを感じさせられました。(H.Y.)