立春を迎え、緑肥を水田裏作している圃場にも暖かさが訪れてきました。
昨秋に播いた緑肥4種類も大寒期をなんとか乗り越えました。
写真は1月中旬に撮影した緑肥の様子です。
↑レンゲ:ややアントシアニン出ていました。
↑ヘアリーベッチ:アントシアニンかなり出ていました。これは寒さだけではなく、湿害の症状でもあるようです。ただし、暖かくなればある程度回復します。
↑シロクローバー:年内はレンゲやヘアリーベッチに比べると生育は1番ゆっくりでしたが枯れることなく耐えました。
↑イタリアンライグラス:上から見るともっとも繁茂していました。イネ科の中では湿地に強いことは確かなようです。
さて、先日、レンゲ区に残る稲株を掘って根をみたら、すでにレンゲは白い根をだいぶ伸ばし、根粒菌が着生していました。
褐色になっているのは水稲根です。昨年の秋にお米を与えてくれた稲たちは役割を終え、土づくりの主役をレンゲの根にバトンタッチをしているかのようでした。(H.Y.)