公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

タマネギを低温と風から少し保護2018.1.13

今週の1月11日、愛知県の風習では鏡開きでした。

さて、ここ数日、低温と強風の日がつづき、12月に植えたタマネギがマルチの色(黒・白)を問わず、あまりに寒そうでした

写真1

写真2

タマネギは元々低温に強い野菜ですが、生育適温自体は15~20℃で冷涼気候を好む野菜とされます。

さらに野菜全般にとって、微風程度の風は光合成を活性化させますが、強風だと葉の気孔からの水蒸気の蒸発(蒸散)が激しくなり、葉は萎れ気味になるようです。(参考:奈良県農林部農業研究開発センター「風と作物」

ここ阿久比町含む東海地方では、例年1月から3月の降水量は比較的少なく、今年も3ヶ月予報ではやはり少ない予報でした。さらに1月は例年よりやや低温になる予報です。(参考:気象庁「季節予報」

なので、タマネギが低温と強風に耐えられる保護をする目的で、①ボカシ肥追肥で栄養供給、②散水して葉面と表土に水分補給、③保温資材(タフベル)のべたがけで保温および防風、を実施しました。③保温資材については有効性を確認するために一部はあえてべたがけをしないで様子みることにしました。

写真3ボカシ追肥

写真4散水

写真5保温

3月中旬くらいまでは上記の管理をつづけようと思います。タマネギにはなんとか厳しい冬を乗り越えてもらいたいです。

圃場だより