公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

タマネギから地温の大切さを学びます2017.11.29

去る11/22にタマネギを植えました。

植えた苗の大きさは長さ20~25㎝、茎の太さ5~6mm、根も白く、葉にそれほど枯れ上がりはなく、育苗はまずまず順調だったように見られました。

写真 (1)

写真 (2)

写真 (3)

 

さて、植えた畝ですが、抑制カボチャ栽培の畝を壊さずポリマルチも剥がさずに連続利用しました。

写真 0

 

ここで問題になるのがポリマルチです。

抑制カボチャ栽培時は夏の高温期だったので、日射を反射する白色ポリマルチは地温過上昇を防ぐのに有効でした。

ところが、今の時期は黒色ポリマルチのほうが地表面を保温するため、タマネギには有利と考えられます。

そこで、2色のマルチを張ってタマネギの生育状況と地温の経過を比較することにしました。

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地温測定機は1時間ごとに記録されるので一日の地温変化を確認することができます。

写真 5

「土を温める」ことは作物が健康に育つために欠かせませんが、「お金を少し、労力を少し、ゴミを少し」の3L(a Little)栽培を目指しているため、できれば畝と白色ポリマルチをそのまま連続利用したいところです。

はたしてタマネギと土はどんな答えを教えてくれるのでしょうか?(H.Y.)

圃場だより