展示圃場の水田で、水稲栽培チームの研修生が稲架(はさ)掛けの実習を行いました。稲架は、刈り取った稲を天日で乾燥するときに使う木組みのことです。そのために、コンバインではなく、バインダーで稲刈りを行います。バインダーを使用すると、稲が束にまとめられた状態で刈り取られます。最初に、バインダーを使用する前に、隅の部分の稲を鎌で刈り取り、紐で結束しました。
次に、研修生たちが交代でバインダーを使用して、1条ずつ稲を刈り取っていきました。刈り取られた稲は束になって、進行方向の右側に倒れていきます。
続いて、稲架を作る作業を行いました。まず、支柱となる短い杭を3本ずつ打ちこみ、その後、長い棒をヒモで結ぶ作業を順番に行いました。
稲架が出来上がると、三木研究員の指導のもと、稲束を順番に棒にかけていきました。最後に、雨対策でビニールシートを上部にかけて作業が終了しました。