公益財団法人 自然農法国際研究開発センター 公益財団法人 自然農法国際研究開発センター

田んぼの秋の耕耘2017.9.19

田んぼ(E圃場)の秋の耕耘をしました。

この圃場は田植えが5月中旬で、収穫が9月上旬でした。

圃場と刈り取り時期によって水はけや天気が異なるので、それぞれの圃場で耕耘のタイミングは異なります。タイミングを見極め、特に土壌の湿り気を確認して耕耘しました。

当圃場は作業の手順として、写真のようにボカシをブレンドキャスターで撒いてからロータリーで耕耘しました。

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秋耕の主な目的は、稲わらをすき込み、翌春の田植えまでに土中における分解を進め、土に変えていくことです。そのために重要なポイントは、土が有機物を分解するために、適度に乾いていることです。

知多草木農場の土質は粘土が多いため、なるべく中干しし、早くから落水することを心がけています。

下写真のように収穫時にはしっかり歩けるようにしています。

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耕耘のタイミングとしては、ロータリーを入れても土ほこりが立たず、刃に泥が付かない程度が目安です。また、同様の目安から、土質によって耕耘の深さと土塊を確認しながら行っています(今回は約10cmがちょうどよい感じでした)。

土壌の水分によっては、決して無理には起こさないことがポイントです。極端に言えば起こさないという選択肢も圃場の状態によってはあります。(A.D.)

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圃場だより