育種課の種子生産圃場で、今日は財団育成品種の「黒小町」の交配が行われていました。すでに、除雄した雌花の袋をあけ、父親となる品種のナスの雄花の花粉をつけます。除雄とは、自家受粉を防ぐため、まだ開花する前におしべを取り除く作業です。受粉した後、また袋がけをして、目印としての赤い紐を茎に結びます。こうして、優れた性質を併せ持ったナスの種子が育成されているのです。