6月4日、朝晩は約13度とこの時期にしては寒いくらいの気温でしたが、日中はお天気にも恵まれ、青空の下、あいち有機農業推進ネットワーク主催の第2回現地研修会として、知多草木農場の見学受入を行いました。
「雑草や病⾍害の⾃然農法的解決策」をテーマに行われた本研修会には、16名の方にご参加いただき、当農場の水稲・畑作の様子を見ていただきながら、自然農法に基づく雑草・病虫害に対する考え方についてもお話しさせていただきました。
育土方法の違いを検証しているC圃場では、今回、土の色、土の柔らかさ、地温、カボチャの初期生育、虫害の状況、土壌生物、微生物の働き、タマネギの味の8項目について、参加者の皆さんと一緒に簡易な調査をし、各区の違いを実感してもらいました。
途中、ヘアリーベッチに着いた根粒菌の解説では初めて見る方も多かったようで、皆さん興味津々でのぞき込んでおられました。
タマネギの味の比較では、「敷草・不耕起・雑草草生」を行っている区の味がおいしかったようです。
トウモロコシ・エダマメ栽培、ナス栽培、輪作・メロン栽培など、畑作に関しては、特に緑肥の活用、インセクタリープランツとしての働きなどを説明させていただきました。
水稲栽培については、有機物還元と代かき、除草のポイントなどについて説明しました。
当日は、皆さんとともにより楽しみたいと、研修会の前後に、いろいろな試食をご用意しました。
ウェルカムドリンクに自家製の甘酒、当農場産の豆ご飯やニンニクのホイル焼き、ゆでソラマメ、ヤングコーンのほか、ポップコーン、タケノコをご提供いただいたりしました。
最後には、参加者の一人にご提供いただいたジャガイモをホイルに包んでたき火で焼き、皆さんでほくほくのジャガバターに舌鼓。
参加者の皆さんとともに、我々も非常に楽しみました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。