晴れ渡った空のもと、自家採種コースの研修生が、当センターで育成中のメロンの苗植え作業を行いました。まず、ビニールトンネルをヒモで固定させる作業を行いました。ある程度の間隔でビスを打ちこみ、そこにビニール紐を固定させていきます。こうして、日中の暖かい時間帯は、ビニールを上げて、風通しをよくすることができます。
次に巴研究員のアドバイスを受けて、メロンの定植を行いました。メロンの苗は、他の品種に比べて、大切に扱うことが必要で、苗土は崩さず地面から少し高い位置で植え込む、子葉の向きをトンネルに対して直角にするなどの注意事項を教えられました。研修生は、慎重に苗を扱いながら、植えこんでいきました。
午後には、春季講義の一環で、信州大学名誉教授で当センターの農業試験場長である藤山理事から、研修生全員が「自然農法とは何か?」と題した講義を受けました。今週は、「有機支援事業について」(藤田研究員)、「作物の生育と環境③」(千嶋研究員)、「育種圃場における輪作体系について」(巴研究員)と題した講義が連日行われます。