本日は愛知県の扶桑町農業委員会の皆さんの農場見学受け入れを行いました。
同町で有機農業に取り組む新規就農者が増加してきており、そのための事例視察とのことでした。
主に畑作栽培に関する情報を希望されていたため、育土方法の違いを実証展示しているC圃場を中心に、コメ・ムギ・ダイズの輪作による育土実証のB圃場、クロタラリアを活用したダイコンの採種栽培と自然農法の品種比較栽培などをしているA圃場などを通して、自然農法技術や自然農法の種子に関する情報をお伝えしました。
途中、ダイコン・ニンジンの試食を交え、育土方法や品種の違いによる味の差を体感していただきました。
寒空の下ではありましたが、和気藹々とした雰囲気の中、自然農法の一端を垣間見ていただけたのではないかと思います。
お土産をいただきました。
愛知県扶桑町は木曽川流域の作土の深い砂壌土を活かした守口大根の産地ということで、特産品の守口漬と、守口漬けを使ったケーキ・ラスク・キャラメルをいただきました。
調べてみると、守口大根は守口漬に使う大根ということで、その名前になったそうです。漬け物の名前先行なんですね。
作付けできる土質が非常に限られることから、扶桑町、岐阜市の2か所(守口大根の名前の由来になった大阪も復活の取り組みをしているようです)でしか栽培されていないという全国でもまれな大根だと知りました。
通常は1~1.2mに揃う品種を使っているとのことですが、2013年に191.7cmの長さの守口大根が、世界一長い大根としてギネスブックに載ったそうです。
さらに、実は90日で収穫期になるということに驚きました。単純に考えて1日1cm以上伸びるということですよね。
今回の見学来場をきっかけに、守口大根・守口漬・扶桑町について、貴重な勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。