タマネギは8月下旬から9月上旬に播種をして、年を越して6月頃に収穫する作物です。
苗床に直播き後、苗が育ったら、別の場所に植え付け、約10カ月栽培するという、手間のかかる
野菜です。今回は、育苗に高畝育苗(高さ約10㎝)と、ポット育苗での成長を比較をすることとしました。
写真の左側は、ポット育苗プレート、右側が木製の播き溝を付けるお手製の器具です。
ちなみに、この高畝は雑草が生えにくいように、太陽熱処理をした畝です。
高畝での直播きは、長さ約60cmの播き溝に、約30個の種を約2cm間隔で蒔くこととなります。
親指と人差指に種を挟んで、一粒・一粒播くのは、かなりの技能が必要です。
慣れた人は、指と指をねじりながら、連続して播くようですが、研修生がその域に達するには
修業が必要です。このタマネギは来年の研修生にバトンタッチできるよう、しっかり育苗します。
松本地域は、すでに秋の気配で、早朝の気温は16℃程度まで下がります。愛知や岐阜とは大違い。
(研修生)