先日、湛水利用したサトイモ栽培の収穫をしました。
この栽培は、粘土質の水田の特性をそのまま田畑転換に活用する体系の試みとして3年間行ってきました。
この3年間で一番の課題は収穫作業を省力化することでした。
小規模(100平米弱)の試みなのでサトイモ堀取り機は常備しておらず、まして湿地なのでトラクターは容易に入れません。
今までは「掘ったろう」で掘り起こしていました。この器具は粘土質仕様のサトイモ堀り専用なので、通常に市販されている園芸用フォークやスコップに比べると、作業効率は格段に良いです。
しかし、30mの畝一本分(サトイモは60株)掘り起こすのに費やした労力は約90分でした。さらにイモの取り分け作業には180分くらいかかります。
そこで、せめて掘り起こし作業だけでも省力化するべく、借りてきたバックホー(油圧ショベル)を使用してみました。
その労力のすごさは圧巻でした。30m畝一本をたった8分で堀り上げました。
ついでに…サトイモ根圏内で冬眠していた土蛙です。
すごく寒そうでした。冬眠の邪魔して申し訳なかったです(_ _)。
(H.Y.)