自然農法種子は自立する力をつけるために上図に示した栽培環境で育成しました。
育成期は外部からの有機物の投入を極力控え強い根を育て、自立期は敷き草、草生や小麦の輪間作によって野菜が働ける環境を作りました。
この自然農法の種子の持つ自立心が発揮するには、栽培者の育て方と栽培環境に大きく影響されます。同じ品種でも栽培者によって姿は異なり、栽培者の考え方が野菜の生育を通して現れてくると言ってもいいでしょう。
栽培方法は気候条件、土壌条件や経営方式によって異なりますので、その地域・畑に合ったやり方を取り入れることがベストです。
大事なことは自然農法の種子が育った環境からすれば、根の活力を最大限に発揮させる(肥料に頼らず自力で働く力を養う)ことを栽培の目標にしていただきたいと思います。
共通する要点を下記にまとめました。また野菜に音楽を聞かせたり話しかけると生育が良くなるという話がありますが、こまめに手入れをしてあげる心の要素も大事ではないかと思います。
摘果(樹の負担を軽くし新根の発生を促す)