昨日からカボチャの育苗をはじめました。
知多地域では、5月に入れば直播きも可能なのですが、発芽と初期生育を揃えるには場所を集約したほうが確実なので、あえてハウス内で育苗します。
品種は自然農法センター育成の「カンリー2号」と市販品種「ほっとけ栗たん」です。
後者の品種特性は短節間性で摘芯・誘引・整枝の省力ができ、密植栽培向きのようなので、労働生産性の高い自然農法栽培を展示するために数年前から供試しています。
参考:北海道立農業試験場「省力かぼちゃ「ほっとけ栗たん(TC2A)を作りこなす! 」
午前中にポット用EM有機培土(販売元:(株)EM研究所)を湿らせて3.5寸ポリポットに詰め、透明ポリを被覆して土を温めておき、種まきは夕方行いました。
土を温めることは自然農法栽培のポイントの一つなので、播種や移植前には必ず行っています。
夕方、温まった土に種まきをしました。種を埋める深さの目安は、一般的に種子の厚みの3倍と言われています。
カボチャ種子の厚みは4mmくらいなので、1.2~1.5㎝(人差し指の第1関節の半分くらい)の深さに埋めました。
種子を埋める時は指で軽く土を押さえると、種子と土が密着して発芽が良好になります。
種まき後から発芽が始まるまでの期間は、新聞紙1枚(日差しが強い場所は2枚)ポリポットの上から覆って保湿し、さらに防虫ネットで覆って新聞紙が風で飛ばないようにしました。
1日1回、土表面の乾き具合を確認し、もし乾いている場合は土表面が湿る程度に水やりします。
カボチャは直播きできるシーズンなので、電熱加温やビニールトンネルによる保温は行わず、育苗床内に置くだけにしました。(H.Y.)