今朝は朝から晴れ渡り、30度を超える猛暑日となりました。
そんな中、D圃場(D6区)では、ダイコンのタネとり栽培の収穫を行いました。
当センター農業試験場(松本市)で育成した、自然農法品種「ふじ宮重」の母本を、昨年11月に当農場に移植して育て、トウ立ち~開花~結実を見守ってきました。
この先は、しばらくハウス内で乾燥させた後、脱粒・調整をする予定です。
ここまで乾いたダイコンの実にナイフで切れ目を入れると、「サクッ」とまるで最中の皮のような感触で、その中にかわいらしいタネが整列しています。
実の膨らみから想像できるタネの数よりも、思った以上にたくさん入っていることに驚きました。
野菜としてのダイコン栽培では見ることのできない、一生を全うし、次世代へいのちを繋いだダイコンたちの最後の姿に、
「お疲れ様、ありがとう」と声をかけました。